お正月前になるとゆり根をスーパーで見かけることがありますね。
一度は挑戦してみたいけど、初めて買うとなると味や食べ方が気になるところです。
でも、買って失敗！なんて嫌ですよね。
そこで今回は、ゆり根の味や食べ方をご紹介していきます。
また、どんなゆり根を選べばいいのか、買う時にチェックするポイントもお伝えします。
ゆり根の味ってどんなの？
私がゆり根を始めて食べた時に感じたのは、一言で言うと、
【ジャガイモのような味】
でした。
ジャガイモのように味ははっきりしていませんが、食感はホクホクしていて味も少し似ています。
クセがなくてたんぱくな感じです。
ですので、ゆり根を茹でてきゅうりやハムなどとマヨネーズで和えて、ポテトサラダのようにして食べることもありますよ。
その時は、ポテトサラダよりもちょっぴり品の良い味になりますが、違和感なく食べることができます。
失敗しないゆり根の選び方
スーパーに並んでいるゆり根もさまざまありますよね。
その中からどんなゆり根を選んでいいのか見極めるポイントをご紹介します。
・ぽっちゃり肥えたもの
・全体に色が白いもの
・鱗片に張りがあるもの
・しっかり重なり合って、硬く締まっているもの
・傷や黒ずみのないもの
また、パックにつめられたゆり根でなく、おがくずと一緒に詰められたものの方が新鮮さが高く、その中から上記のポイントを押さえて選んで下さいね。
もし、良いものがなくても、『全体に紫色がかったゆり根は苦みが強い』ので、最低限変色したものを避けて買う方がおすすめです。
ゆり根の食べ方を紹介
ゆり根は、
・茹でる
・蒸す
・焼く
・揚げる
など、どんな料理方法でも美味しく食べることができます。
我が家で作るゆり根の料理を紹介すると…
●茹でる
・ポテトサラダ風にゆり根サラダに
・コロッケ
・グラタン・チーズ焼き
・茹でて梅肉和え
など
●蒸す
・茶わん蒸し
・ジャガイモのように蒸かす
・ゆり根まんじゅう
など
●焼く
・ホイル焼きでバターしょう油や塩をかけて食べる
・アヒージョ
・アスパラとゆり根のニンニク炒め
など
●揚げる
・天ぷら
・大学芋風に
など
意外と抵抗なくいろんな料理が楽しめちゃいます。
他にも、SNSを見てみると、たくさんの料理がありました。
・丸揚げ
パスタ
キーマカレー
様々な食べ方があるゆり根なので、ぜひ試してみてください。
ゆり根の下ごしらえの方法
ゆり根を調理する前には、下ごしらえをしておきます。
1.まわりに付いているおがくずなどを水できれいに洗い落とす
2.さび（茶色になった部分）や汚れをピーラ―や包丁で削り取る
3.外側の鱗片（りんぺん）から一枚ずつはがす（一番外側から食べることができます）
4．鱗片の茶色い部分などを包丁で削り取り、綺麗な白い部分だけにする
ゆり根とは？
最後にゆり根についてご紹介します。
ゆり根とは、中国が原産地の食用種のユリの球根です。
ゆり根は晩秋から冬にかけが旬で、南瓜やサツマイモなどと同じく、収穫してから2～3ヶ月ほど寝かせた方が、デンプンが糖分に変化して甘味が増して美味しくなる性質をもっています。
日本では、京都の丹後産、北海道産が有名です。
どちらも秋に収穫され、12月に出荷の最盛期となり、正月料理に利用されています。
値段は、1玉300円～500円。
買う人が多くなるお正月前は価格が高くても、お正月を過ぎた途端に一気に価格がダウンします。
でも、ゆり根はお正月が過ぎても味が落ちるわけではありませんから、1月や2月に安いゆり根を買って楽しむのもおすすめですよ。
栽培がとても大変で、種球を畑に植え付けをするまでに3年、畑に植え付けてからその後3年もの月日がかかります。
また、ゆり根は輪作（同じ土地に毎年同じものを作る）を嫌う野菜なので、畑を毎年のように替えることが必要で、一度植えた畑には最低でも7年は空けなければならないのです。
ゆり根の栽培はとても大変で、それだけに貴重な野菜です。
おわりに
今回はゆり根の味や食べ方についてご紹介しました。
今年の旬には、ゆり根をおいしく頂きたいですね。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。
