そら豆は塩茹でにしてビールのつまみにしたり、食卓やお弁当の食材にしてもおいしいですよね。
でもついつい食べ過ぎるとどうなるか気になる人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、そら豆を食べ過ぎるとどうなるのか、そして栄養素や効能などについて紹介します。
そら豆を食べすぎるとどうなるの?
そら豆一粒は小さいものの、健康に良い豊富な栄養成分とカロリーが含まれが含まれています。
その一方、食べ過ぎると次のような症状が起きる可能性があります。
・下痢や嘔吐の症状
そら豆に含まれる「サポニン」が、食べ過ぎると下痢の症状を引き起こします。
また、「レクチン」には免疫強化の作用がある反面、食べ過ぎると下痢や嘔吐の症状を引き起こします。
・そら豆中毒による発熱、黄疸、貧血など
そら豆に含まれるビシンとコンビシンという配糖体が体内に摂取されると、腸内細菌によってそら豆中毒を引き起こすジビシンとイソウラミルという原因物質になります。
ですが、1日に十粒程度のそら豆を食べている分には、そら豆中毒を引き起こすことはありません。
そら豆中毒は、そら豆を主食に近い量摂取している地中海やエジプトなどの北アフリカ、中央アジアなどに多く発症していているようです。
その原因には、遺伝子的な要因とそら豆の食べ過ぎといわれています。
とはいえ、日本ではそら豆を主食としていないため、そら豆中毒の症例は少なく、遺伝的な要素は明確にはわかっていません。
そら豆のカロリー
そら豆のカロリーは、
100gあたり108kcal
と言われています。
一粒あたり5gから6gのそら豆ですから、約20粒ほどで100kcalを超えますから、かなりの高カロリー食材です。
ちなみに、そら豆と似ている豆類が100gあたりに含むカロリーは、次のようになります。
・枝豆 135kcal
・大豆 451kcal
・小豆 339kcal
・グリンピース 93kcal
そら豆は、普段よく食べる豆類よりもカロリーが低いんですが、同じ100gでもさつま芋が130kcal、かぼちゃが91kcalというに比べるとかなり高いカロリーですね。
野菜全体の平均カロリーが36kcalといわれるのですが、その数値と比べても高カロリーの食材といえます。
そら豆の糖質
そら豆100gあたり
糖質はおよそ12.9g
となります。
そら豆以外の豆類の糖質は、次のような数値となります。
・枝豆 3.3g
・大豆 14g
・小豆 40.9g
・グリンピース 8.2g
そら豆に含まれる糖質は、他の豆類の中でも多く含まれています。
そら豆の効能
そら豆は、豆類の中でも栄養価が高く、豊富な栄養素を含んでいるため、次のようなさまざまな効能があります。
・腸内をきれいにし、便通をよくする
・健康な赤ちゃんを産むために妊婦が必要とする栄養素を効率よく摂取できる
・疲労回復作用
・腸内をきれいにし、便通をよくする
そら豆には豊富な食物繊維が含まれているため、腸内清掃の効果が得られ、お通じを良くする効能があります。
特に、そら豆を皮ごと食べたほうが効果があるといわれていますよ。
・健康な赤ちゃんを産むために妊婦が必要とする栄養素を効率よく摂取できる
また、そら豆には、妊婦さんが健康な赤ちゃんを産むために必要といわれる葉酸や亜鉛を豊富に含まれていて、100g食べると1日に必要な摂取量の3分の一を効率的にカバーできると言われています。
サプリなどが苦手な方にはいいですね。
・疲労回復作用
そら豆に含まれるビタミンB群は、スポーツ選手や力仕事をこなす人の血行促進を促進し、疲れを解消する効能もあります。
その他、そら豆に多く含まれるビタミンCは、肌のハリを保つコラーゲンを生成ししたり、カリウムは体内の余分な塩分を排出しするという働きが期待できます。
このように、そら豆には多くの栄養素が含まれますので、旬の時期には健康と美容のために適量を食べたいものですね。
おわりに
今回は、そら豆を食べ過ぎるとどうなるのかやカロリーなどについてご紹介しました。
食べ過ぎは高カロリーになってしまうので避けたいところですが、せっかくのおいしい食材なので適度においしく頂きたいですね。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。