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テフロン加工のフライパンの剥がれは害になる?原因や長持ちする洗い方・お手入れ方法を紹介

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テフロン加工のフライパンは、くっつきにくいため、少量の油で調理することができ、これまで鍋で作っていたような煮込み料理にも利用できて便利ですよね。

使っているご家庭も多いのではないでしょうか。

でも、テフロン加工のフライパンを使っていて、うっかり表面の加工が剥がしてしまったり、テフロン加工が熱で溶け出すのではと想像すると、体への害はないのかと不安を感じる人も多いものです。

特に小さな子供を抱えるお母さんであれば、子供が口にしても大丈夫か?心配ですよね。

そこで、今回はテフロン加工が剥がれたフライパンを使って料理することが、健康を害することがないのか?

テフロンフライパンの剥がれの原因や剥がれないための洗い方やお手入れの方法などを紹介します。

テフロン加工のフライパンのテフロンって何?

フライパンの表面に食材をくっつきにくくするテフロン加工は、アメリカのデュポン社が開発した特許技術なんだそうですよ。

フライパンの素材となる鉄やスチール、アルミなどの表面にフッ素樹脂加工を施し、食材との間に膜を作って焦げ付かない仕組みになっています。

 

テフロン加工で使用されるフッ素樹脂がもつ不燃性とツルツルして濡れないというメリットのおかげで、食材のくっつきを防げるんですね。

その反面、熱伝導が悪いためにフライパンの素材に薄く加工されるため、目に見えないほどの小さな穴ができてしまい、加工された表面は摩擦によって簡単に削れてしまうというデメリットもあります。

そのため、調理した料理を入れっぱなしにすると、テフロン加工された表面の小さな穴から、樹脂の下に入り込んで剥がれたり、洗う時にタワシなどを使用すると摩擦で剥がれてしまいます。

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テフロンフライパンの剥がれは害になる?

調理中の食材が引っ付きにくいテフロン加工のフライパンですが、剥がれてしまったテフロンを万が一口に入れてしまったら、害があるのではないかという噂もあり、不安を感じる人も多いと思います。

結論から言うと、

通常の使用で人への害はほとんどないと考えられるものの、小さいお子さんのいる家庭やフライパンの剥がれ具合によっては注意が必要で、調理する際には強火を避けるなど利用法で自己防衛をはかる必要はありそう

です。

 

というのも、アメリカ連邦食品医薬局によれば、人体に毒性はないという見解が示されていますし、テフロン加工フライパンを開発したデュポン社からも、テフロンが剥がれて食べたとしても、少量であれば体内で化学変化を起こすことはなく、体外へ排出されるとしています。

その一方、高温で加熱した際に有毒ガスの発生は否定できず、有毒ガスが発生する349度以上まで加熱すると危険だと言われているからです。

 

とはいえ、食材の加熱調理に引っ付きにくいテフロン加工のフライパンの便利さは魅力的なんですよね。

なので、正しい使用法と日々のお手入れ法に注意した活用と、剥がれを見つけた際にすばやく対応することで対策していきましょう。

ということで、次からはテフロン加工のフライパンの剥がれの原因とお手入れ方法をご紹介していきます。

テフロンフライパンの剥がれの原因

テフロンフライパンの表面の剥がれを引き起こす原因には、フッ素樹脂の弱点でもある摩擦と熱が原因となります。

①摩擦

調理中に使用する金属製のフライ返しや菜箸などで、フライパンの加工表面を傷つけたり、調理後に洗う際にたわしなどでゴシゴシと強い摩擦によって洗うことで、フッ素樹脂加工を剥がしてしまいます。

 

②熱

260度以上の高温での調理も、フッ素樹脂加工を剥がしてしまう原因となります。

 

フッ素樹脂加工の仕組みを理解したうえで、その構造を壊さないような使い方がポイントになります。

テフロンフライパンの剥がれない洗い方やお手入れ方法

テフロンフライパンの寿命は、約2年から3年とされていますが、日頃の洗い方やお手入れの方法によってはその期間が短くも多少長くすることにもなります。

 

①急激な温度変化は厳禁

テフロン加工されたフライパンは、調理した食材をそのままにせず、なるべく早めに洗う必要がありますが、この時急な温度変化を加えることは厳禁です。

これは、フライパン自体の鉄の部分とフッ素加工の部分の膨張率の違いによって、フッ素加工がはがれやすくなるからです。

フライパンで調理した料理をすぐに皿などに移し、空になったフライパンに冷たい水を入れることは避け、お湯を入れて柔らかいスポンジなどで洗ってくださいね。

 

②固いたわしやスポンジ、研磨剤が入った洗剤は厳禁

汚れがなかなか落ちない場合でも、タワシやクレンザーといったものは使わないようにしましょう。

これは、フッ素加工がはがれてしまう可能性が高いからです。

見た目では気が付かなくても、細かい穴が開いているとそこから広がりますので、注意してくださいね。

しつこい汚れの場合には、フライパンにお湯を入れて付け置きし、柔らかいスポンジで磨くことをオススメします。

 

③濡れたままにしない

洗い終わったフライパンは、濡れたままにせず、布巾などで水気を拭き取って保管するようにしてくださいね。

 

④空焚きしない

フッ素加工は260度以上の熱に弱いんですよね。

空焚きの時には、料理している時に比べて温度が高くなります。

ですので、火をつけたらすぐに調理を始めてくださいね。

強火の時には、調理されていないフライパンのふちが高温になりフッ素加工が剥がれやすいので、できれば弱火か中火での調理をしてください。

 

⑤金属製の調理器具を使わない

金属製のフライ返しやヘラは、フッ素加工のコーティングを剥がしやすいので、使用しないようにしましょう。

代わりに、樹脂製や木製の調理器具を使ってください。

それでも、つい力が入って、フライパンに強く打ちつけたりこすったりしないようにご注意くださいね。




まとめ

テフロン加工のフライパンは、調理する食材をくっつきにくくし便利な反面、剥がれた際に口にする不安を感じますが、少量であれば人体への影響はないと考えられています。

でも、テフロンフライパンの利用には、摩擦や高温に弱い弱点を理解したうえで、調理や洗い方、そしてお手入れ方法に注意してくださいね。

では、最後まで読んでくださってありがとうございました。

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