ホッとできる香りで、リラックスタイムにピッタリのほうじ茶。
最近とても人気があり、ほうじ茶ラテや、かき氷のシロップにも使われるようになりました。
でも、ほうじ茶をたくさん飲んでも大丈夫なのか、ちょっと気になりますね。
今回は、ほうじ茶のメリット・デメリットや、1日の摂取目安量について調べてみました。
ほうじ茶の飲み過ぎは危険?
ほうじ茶を飲み過ぎると、危険なのでしょうか。
一番気になるのは、カフェインの摂り過ぎです。
ほうじ茶のカフェイン量は、100mℓ中に約20mgです。
このカフェイン量は、緑茶(煎茶)と同じか、やや少ないくらいの量なので、実は、ほうじ茶はそれほどカフェインが少ないわけではないんです。
とはいえ、
・コーヒーのカフェインの基準値は100mℓで約60mg
・エナジードリンクや栄養ドリンクには100mℓ中に約50mg
のカフェインを含んでいるものもあります。
それらと比べると、私達が日頃からよく口にする飲み物の中では、ほうじ茶はカフェインが少ないとも言えますね。
毎日たくさんのカフェインを取っていたり、一時的に大量のカフェインを摂取すると、カフェイン中毒になることがあります。
症状は頭痛や胃痛、吐き気、不眠、貧血、頻尿などの他、自律神経の乱れや、心拍数の増加や不整脈などの血圧の乱れ、幻覚や幻聴、パニック障害など精神的に乱れてしまうこともあるそうです。
カフェインの摂り過ぎにはくれぐれも注意してくださいね。
ほうじ茶のメリットデメリットは?
では、ほうじ茶を飲むことで、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょう。
それぞれ代表的なものをご紹介していきます。
・ほうじ茶のメリット
①リラックス効果
ほうじ茶には、テアニンという成分が含まれていて、脳をリラックスさせる効果があると言われています。
飲まなくても、香りを嗅ぐだけでも同様のリラックス効果が得られるようです。
②インフルエンザ対策
インフルエンザウイルスが体内に入った時に対抗するのが、NK(ナチュラルキラー)細胞と呼ばれるものです。
ほうじ茶には、このNK細胞の働きを活発にする作用があるそうです。
③抗酸化作用や殺菌作用
緑茶に含まれる成分としておなじみのカテキンですが、緑茶を焙煎して作られたほうじ茶にももちろん含まれています。
カテキンには抗酸化作用や殺菌作用があり、老化防止や細菌の繁殖を防ぐのに効果があるそうです。
・ほうじ茶のデメリット
①カフェイン
先ほどご紹介した通り、ほうじ茶にもある程度カフェインは含まれています。
寝る前に飲んだり、妊婦さんや子どもが気軽に飲めるものではないですね。
②アクリルアミド
お茶を焙煎したことによって生じるアクリルアミドという物質は、発がん性のある物質としても知られており、日本では劇物に指定されています。
大量に摂取するのは避けたい成分です。
ほうじ茶の1日の摂取量の目安は?
では、ほうじ茶の1日の摂取量の目安は、どのくらいなのでしょうか。
まず、カフェインの摂取量は世界でも基準が曖昧なのですが、一般的には、成人で1日250~300mgであれば副作用のリスクはほぼ無いとされています。
ほうじ茶に換算すると、1日1500mℓ(カフェイン量は300mg)です。
200mℓのカップでしたら7.5杯分になります。
ただし、この量は、ほうじ茶のみでカフェインの量を計算したものですので、コーヒーや緑茶などを飲んだ場合は、その分のカフェイン量を考慮して下さい。
また、個人差もありますので、体調を見ながら調節して下さいね。
まとめ
ほうじ茶の飲み過ぎは、カフェイン中毒の危険性があります。
摂り過ぎにはくれぐれも注意してくださいね。
・ほうじ茶のメリット
①リラックス効果
②インフルエンザ対策
③抗酸化作用や殺菌作用
・ほうじ茶のデメリット
①カフェインが含まれている(適量ならOK)
②アクリルアミドが含まれている
・1日の摂取量の目安
成人で1日1500mℓ(カフェイン量は300mg)
ただし、この量は、ほうじ茶のみでカフェインの量を計算したものですので、コーヒーや紅茶、緑茶などを飲んだ場合は、その分を考慮して調節してください。
適量なら、体にも良くて美味しいほうじ茶。
リラックスしたい時に、ぜひどうぞ。