せっかく買ったポトス、枯らしたくないですよね。
でも大切に育てているのに、緑色の葉が茶色や黒に変色してしまい、「どうしよう?」「切っても大丈夫?枯れるのでは?」と悩む方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、葉の色が変わってしまう「葉焼け」の対処法や予防法を紹介します。
ポトスの葉焼けの対処法や復活する方法は?
ポトスの葉焼けの対処法には、次のような3つの手順がありますが、結論から言うと残念ながら復活は期待できません。
1. ポトスを、直射日光が当たらない場所に移してあげましょう。
2. ポトスに十分な水を与えてあげましょう。水をあげる時には、受け皿に溜まった水は捨てて、根腐れを防ぎます。
3. ポトスの葉が葉焼けして部分を、ハサミで切り取ってあげましょう。
熱帯地方原産のポトスですが、葉焼けは人間の日焼けの状態と同じと考えられますので、直射日光を避ける場所に移すのが最初の対処法です。
部屋においている場合には、レースのカーテンをするなどして、日差しを遮ってください。
また、外においている場合には、強い日差しが当たる時間帯の置き場所を変えるか、すだれなどを利用して日差しを遮ってあげといいですね。
次に、強い陽射しを避けたら、葉焼けした葉の影響で、元気な緑の葉まで、弱るのを防ぐために、しっかり水を与えます。
でも「一体どのくらいの水をあげれば良いの?」という疑問もわいてきますよね。
ポトスの水やりでは、土が乾いていたら水を与え、土が湿っていたら水を与えないというのが原則です。
水が足りているかどうかは、土を触って乾いているか湿っているかを判断基準にすれば、指に土がついてくるかどうかで判断できます。
また、根元に水やりをするのと同時に、葉の一枚一枚にも、霧吹きスプレーなどを利用して、水をあげておきましょう。
霧吹きは、ハダニを予防する役割もありますので、これは絶対にした方がいいです。
霧吹きスプレーは、100均にもうってあるもので十分ですよ。
強い直射日光が当たらない場所などに移し、十分な水を与えたら、しばらく様子をみます。
茶色や黒っぽくなった葉っぱ以外の葉に変色が広がらず、株全体の元気を取り戻せるか、よく観察してくださいね。
ポトスの葉の変色が病気によるものでなく、葉焼けによるものと確認ができれば、葉っぱの色が変わってしまった部分をハサミで切り取ります。
大切に育てているポトスの葉を切るのは、栽培している人にとってはつらいかもしれませんが、そのままにして対処しないと、葉焼けが元で株全体に影響するため、適切に切ってあげてください。
ポトスは成長のスピードが速いので、すぐに芽をだしてきますよ。
私が育てているポトスも、初めは葉焼けを切るのをちゅうちょしましたが、切ってもすぐに芽が出てきたので元通りに盛っています。
ポトスの葉焼けは切っていいの?
ポトスの緑色の葉が茶色に変わってしまうと、元の緑色には戻ることはなく、変色した部分を切っても大丈夫です。
葉の一部の色が変わっている場合、緑色の部分は残しておいて大丈夫です。
ただ、変色した葉っぱを見つけた際には、ポトスの全体をよく観察し、どの部分に葉焼けがあるかを確認しましょう。
ポトスの下の方の葉っぱが変色しているのは、自然なことなのであまり気にすることはありません。
ですが、ポトスの上の方の若い葉っぱが変色している場合には、一枚だけか、それとも複数の葉っぱにも広がっていないかをしっかり確認したほうがいいです。
もし、複数の葉に変色が広がっている場合には、葉焼けではない病気を調べる必要があります。
一枚だけの変色であれば、置き場所と水の対処を行なって、他の葉に影響が広がることがなければ、問題がある部分を切ってあげれば大丈夫です。
しかしながら、何らかの菌が繁殖して変色が広がる場合には、病気の可能性があり、薬などを使った対処が必要です。
葉以外のツルが変色している場合は?
ポトスのツルの部分が黄色に変色している場合にも、その部分を取り除きます。
変色しているツルは、十分に栄養を行き渡らせられない状態にあるので、葉の色が変わってしまった場合と同じように、切って取り除いてあげましょう。
季節の変わり目や植物の老化とともに、植物の葉っぱは枯れてしまい、復活することはなく、自然に落下してしまいます。
葉焼けとで変色したポトスの葉っぱも、枯れてしまった葉っぱと同じように、復活することはありません。
少しの変色であれば、直射日光を遮ってあげたり、たっぷりと水分を与えて放っておいても良いと思います。
明らかにカサカサになってしまった葉っぱは、付け根から切り落とした方が、見栄えもきれいになりますよ。
ポトスの葉焼けの原因や予防法
ポトスの葉焼けの原因は、文字通り「葉」が日で焼けてしまうことです。
つまり、強い直射日光を浴びすぎて起きてしまいます。
葉焼けは、直射日光を浴びて葉の温度が急激に上がり、葉の組織が死んでしまい、変色してしまいます。
そのため、葉焼けした部分は、元に戻ることはなく、葉焼けによって元気な葉にも影響を与え、ポトスの全体が弱ってしまい、枯れる原因にもなります。
また、ポトスの葉焼けの予防法は、前述したように、ポトスの葉焼けの原因が強い直射日光ですから、季節によってポトスの置き場所などに気をつけることが、最大の予防法となります。
日差しの強さが変わる季節の変わり目は、特に注意が必要です。
熱帯地方原産の観葉植物であるポトスは、寒さには弱い印象があるため、冬の間を室内に入れる人が多いと思います。
それと同時に、夏には強いイメージから、春先になると外に出しても大丈夫と考えがちです。
ところが、いきなり直射日光にあてることは、ポトスの葉焼けの原因となるため、徐々に慣らすことが大切です。
いきなり長時間、直射日光が強く当たる場所に置くことは避け、コンクリートからの照り返しの強い場所も避けるようにします。
季節によって変わる日光の当たる角度や動きの様子を観察しながら、葉焼けを引き起こすことがない場所を選んで置き場所を決めてあげましょう。
おわりに
今回はポトスの葉焼けの対処法についてご紹介しました。
買ったときにはきれいな緑色をしていたのに、葉焼けしてしまうと悲しくなってしまいますよね。
葉焼けを切ることはできますが、次回からはできるだけ直射日光を避けたり根腐れを防ぐなどの対処法を取り入れて葉焼けを防ぎたいものです。
ポトスが元気に育ってくれるといいですね。